[デレステ] [2021/10/19 ~ 2021/10/28] Let's Sail Away!!! 第4話 Unknown treasure

登場アイドル

浅利七海

西園寺琴歌

八神マキノ

早坂美玲

鷹富士茄子

​

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レッスンを終えた3人は、茄子と美玲にPR動画の相談に乗ってもらった。それぞれの将来の夢を思い返す内に、マキノは過去にタイムカプセルを埋めたことを思い出す。母校を訪れ、掘り返すと今とは違う将来設計が描かれていた。3人は計画にこだわっていたと思い至り、初心にかえるのだった。​

 

コミュ

-レッスン後​-

 

七海

ふぇ〜......ヘトヘトれすぅ〜......。​

 

琴歌

本日のレッスンも、お疲れさまでした。

だんだん精度も上がってまいりましたわね！

マキノさんの計画通り！流石ですわ！​

 

マキノ

ふたりのデータを分析して、

最適な計画を立てただけ。特別なことはないわ。

みんなの実力よ。​

 

マキノ

この調子なら、問題はなさそうだし。

本番までに詰めきって、より高めていきましょう。​

 

美玲

おっ、こんなトコにいたのか！

お疲れだな、3人ともッ！​

 

茄子

PR動画のお話で、探してたんですよ。

プランのほう、決まってきましたか？​

 

琴歌

実は......

ご提案いただいたように、小さなことを計画してやってみる......

というのに挑戦したのですけれど、それも上手くいかず......。​

 

美玲

ありゃりゃ......行き詰まっちゃってるみたいだな。

ウチらもインタビュアーなんだし、

仲間として、力になるぞッ！​

 

茄子

私もです！

えっと、とりあえず......落ち着ける場所でお話しましょうか。​

 

茄子

少し、話を元に戻しませんか？

「未来地図」をテーマにPR動画を撮ろうとして、

その内容を考えていたんですよね。​

 

マキノ

そうね。

それで、より具体的で詳しい計画を立てようと、

みんなでその練習をしていたのだけど......。​

 

七海

予定は未定なのれす......。

ぶくぶくぶく......｡​

 

美玲

カニかよッ......。​

 

茄子

ん〜、未来のこと......未来のこと......。

やっぱり、先のことを考えるのは難しいですね。​

 

マキノ

茄子にとっては、そうではないの？

幸運を呼び寄せる体質と聞いているわ。​

 

茄子

予想外のことが起きたほうが楽しいですから♪

あまり考えずに日々を過ごして、

新鮮な気持ちを味わうことにしてますね。​

 

マキノ

なるほどね。

新鮮な気持ち、か......。​

 

美玲

やっぱりみんな、先のことって悩むよな。

ウチも将来の夢って作文を書いたときも、時間かかったモン。

みんなが書くような夢とかよくわかんなくてさー。​

 

美玲

ウチはウチらしいままオトナになっていきたいって、

いろいろ考えて、提出時間ギリギリまで悩んで......。​

 

美玲

けっきょく、ウチらしいオトナ！で出したんだっけ。

早坂らしいって、先生にはわりとウケてた♪​

 

七海

将来の夢れすか〜！

七海もいろいろ考えたんれすよ。

学芸員さんに漁師さんに〜♪​

 

琴歌

ふふっ、幼い頃を思い出しますわね♪

私も西園寺家の長女として相応しい職業に

憧れを抱いたことがありましたわ。​

 

マキノ

私は......

そういえば、タイムカプセルを埋めたわね。​

 

茄子

そういうところに、

案外ヒントがあるかもしれませんね。​

 

マキノ

（あの手紙に......私は何を書いていたかしら......。

駄目ね。昔のことだもの......思い出せない。）​

 

マキノ

（でも、記録はそこに、変わらない形で残っている。

なら......）​

 

マキノ

......もしもし？八神マキノと申します。

そちらの学校の、卒業生なんですが......。​

 

-翌日​-

 

七海

ここがマキノさんの母校れすか〜！​

 

マキノ

ここに眠っているものが、

なにかのヒントになるかもしれないと思って。

でも、貴方たちまでくる必要はなかったのに。​

 

琴歌

いえ、私たちも知りたいですから！

それで、こちらにはいったい何があるのですか？​

 

マキノ

このあたりに......タイムカプセルを埋めたの。

もう、ずいぶんと昔のことだけれど｡

掘り起こそうと思って。​

 

マキノ

幼いころの自分を振り返るために。

......もしよかったら、手伝ってくれないかしら。​

 

七海

もちろんれすっ♪​

 

琴歌

ええ、はりきってまいりましょう♪​

 

マキノ

......ありがとう。​

 

七海

ん、なんか硬いものが......あっ！

箱が出てきましたよ〜、これじゃないれすか？​

 

マキノ

......ええ、間違いないわ。

ふたりとも、お疲れさま。

早速、開けてみましょうか｡​

 

琴歌

マキノさんの将来の夢、ですか。

なんだかワクワクしてまいりましたわ♪

ご一緒に拝見しても......？​

 

マキノ

そんなに期待されるものではないと思うけれど......構わないわ。

私の手紙はこれね、ええと......。​

 

七海

その手紙、年表......れすか？

なんだか見覚えがあるような〜......｡​

 

琴歌

あっ！

以前、タブレットで見せていただいた将来設計と似ていますわ！

ですが、内容は全然違いますわね......？​

 

マキノ

昔の私も、同じことをしていたのね。

でも......ここに書かれている将来像は、

いまの私とは、全然違う......。​

 

七海

どこにも｢アイドル」なんて書いてないれすね〜。​

 

マキノ

ええ、まさか「アイドル」になるだなんて......

そんなこと、考える余地すらなかった。

冗談でも、思い浮かべなかったでしょう。​

 

マキノ

けれど、達成できていることもある......

データの分析や推察、情報技術の習得に関しては、

かつての私が計画した通り、習熟できているわ。​

 

マキノ

それに......

未知を追究するという目標は、いまも続いている。​

 

琴歌

形は変わっても、目指すべき方向へ、

ずっと進んできたんですのね。​

 

マキノ

未来......目標......そうか......。​

 

マキノ

当たり前のことを言うけれど......

未来は、計画通りにいくこともあれば、

そうでないこともある。​

 

マキノ

私たちは「計画」にこだわりすぎていたのかもしれない。

......少なくとも私は、アイドルの「未知」に惹かれたんだもの。

ふたりは、どう？​

 

七海

そうれすね〜。

海はとっても広くて、深くて、未知に満ちてます。

だからこそ、航海は楽しいのれす！​

 

琴歌

私たちが描くべき未来地図の答えが、

ようやく見つかったような気がしますわね。​

 

マキノ

......ふたりに、遠回りをさせたかもしれない。

ごめんなさい。​

 

七海

遠回りでも、気にしてないれすよ。

おかげで七海はすこ〜し船釣りができましたし〜♪​

 

琴歌

私も、家の者から少し認めていただきました。

......お父様には、小言をいただきましたけど。ふふっ。​

 

琴歌

それに、マキノさんの立ててくださったレッスンメニューも、

素晴らしいものでしたもの。

マキノさんのやり方が、間違っていたとは思いませんわ。​

 

七海

みんなそれぞれ、できることと、できないことがありますね！

それになにより、七海は楽しかったれすよ！​

 

琴歌

ええ！みなさんといろいろできて、

楽しかったです！私も！​

 

マキノ

......そうね。

楽しかった。まさに、その通りだわ。